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安全な生産工程

品種

当社は「バブコック」という品種を飼育しております。肉質は柔らかく滑らかな食感で、旨味と甘味があります。ブライトピンクの肉色で、ドリップレス(ドリップレスとは肉の切り身から出る赤っぽい肉汁が少ない事)が特徴です。


品種も大切ですが、豚の味を決めるのは「飼育環境」と「飼料」です。豚にとって最良な環境を整え、安全な飼料と水で、愛情を持って健康な体に育て上げ、品種として本来持っている力を高める事が、安全でおいしい豚肉につながります。

飼育環境

豚は、環境の変化に影響を受けやすく、衛生状態の悪化や環境の変化によってストレスを溜めてしまうと、病気になったり、発育が遅れてしまうとても繊細な生き物です。常に一定の環境(ウインドレス豚舎)の中で飼育し、豚が本来持っている免疫力を維持(腸内細菌を殺さない)するため、ワクチンや薬品は使用せず、ステージ(日齢)事に豚の環境を整え管理・飼育しております。


ウインドレス豚舎 〜一定の環境を保つために〜

窓が無く、密閉されているため、豚に影響を及ぼす外的要因を最小限に食い止めるための設備です。密閉しているため、空調設備(換気・温度・湿度を常に管理)の維持にはコストもかかりますが、通年して約25度に室温を保っております。洗浄・消毒・乾燥にも努め高水準の衛生管理を行い、豚がすごしやすい環境(ストレスフリーな環境)をつくり、健康に発育させ、抗生剤などの薬品に頼らず飼育できるよう努めています。

ウインドレス豚舎内 ウインドレス豚舎空調設備

飼育から出荷までの流れ

各ステージ(日齢)に合わせた環境で、豚の成育状況に合わせた飼料を食べさせ、一環した飼育にて培ってきた経験を生かし、常に良質な肉豚に仕上げるよう努力しております。

飼料

食肉としての美味しさだけでなく、食す人間の健康にも良い豚肉を提供するため、豚が食べる飼料も成分にこだわったものを使用しております。飼料は豚の肉質面と健康面を考慮し、とうもろこしや大豆油かすを基本とした中に、オレガノ、ジンジャーをはじめとする6種類のハーブと「亜麻仁(アマニ)」が配合されてます。亜麻仁は、日本では生産が少なく馴染みの無い植物ですが、米国などでは健康食品としてよく知られており、種子から抽出された油がドレッシングなどに用いられてます。 この種子にはオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸を豊富に含んでおります。

飼料イメージ

肉の品質について

人の体に必要な必須脂肪酸のなかでも不飽和脂肪酸として特に重要な「オメガ6系脂肪酸」と「オメガ3系脂肪酸」のバランスが、第6次改定「日本人の栄養所要量食事摂取基準」の推奨値である「4:1」に近い肉に仕上げてます。亜麻仁(アマニ)を飼料に混ぜて与えることによって、豚肉のオメガバランスを飛躍的に改善すると共に、脂質の向上にもつなげサラッとした口どけの良さも実現しています。

不飽和脂肪酸の種類

オメガ6系脂肪酸:植物油に多いリノール酸やオレイン酸など

オメガ3系脂肪酸:DHA・EPAやα-リノレン酸など


−安定した肉質を提供するために−

成分で言うと、オレイン酸が多く、リノール酸が少ない事が美味しい豚肉とされています。鶴丸種豚場では定期的に脂肪酸の成分分析を業者に委託し、豚肉の脂肪酸組成を基に「うまみ成分」の指標として、肉質改良に取り組んでおります。

ドリップレスの豚肉イメージ豚
「うまみ成分はこちら」

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